Mechanical Design Engineer
大手メーカー(情報家電、自動車、産業機器など)の開発プロジェクトにおいて、機械設計から解析・3Dモデリング・試作・評価までを担当します。3D CADを用いた構造設計や強度・熱解析を行い、試作段階では実機での組立や動作確認を実施。製品性能・品質・生産性を考慮しながら、アイデアを“カタチ”にしていく、モノづくりの中心的な役割を担います。
機械設計の最大の魅力は、自分が3D CAD上で設計したモデルが、実際の部品として加工・組立され、動作する瞬間をこの目で見られること。頭の中で描いた構想が、図面を経て現物として形になっていく過程には、何度経験しても大きな感動があります。「想像 → 設計 → 試作 → 動作確認 → 製品化」という一連の流れに一気通貫で関われるため、技術者としての成長を実感しながら“モノづくりの本質”に触れられる仕事です。
構造力学・材料力学・熱伝導・振動抑制といった物理法則をもとに、目に見えない「力」を“形”で制御する仕事です。部品の厚みや材質、構造のわずかな違いが性能や耐久性を左右するため、理論と感覚の両面が求められます。数値の裏にある現象を読み解きながら、最適な構造を導き出す、科学と創造が融合した領域です。
機械設計は、“動けば良い”では終わらない仕事です。生産性(作りやすさ)、作業性(組み立てやすさ)、耐久性(壊れにくさ)、保守性(メンテナンスのしやすさ)など、あらゆる視点を考慮して設計する必要があります。性能・コスト・品質のすべてをバランスさせる“多面最適”を追求し、それを実現できたときに得られる達成感は、この仕事ならではの醍醐味です。
電気設計、ソフトウェア開発、製造、営業、品質保証など、多職種と連携しながら一つの製品を形にしていく仕事です。自分の設計がチーム全体を動かす「核」となることも多く、責任と信頼のあるポジションを担えます。設計段階から製品完成まで関わり、チーム全員で成果を喜び合える瞬間には、ものづくりの醍醐味と達成感を強く実感できます。
自動車、インフラ機器、医療機器など、人々の安全や生活を支える製品に携わる機会が多いのが機械設計の特徴です。一度設計した構造が10年、20年と使われ続けることも珍しくなく、自分の技術が長く社会の中で息づいていく喜びを味わえます。目に見える「モノ」として成果が残り、社会に確かな価値を提供できる、それがこの仕事の誇りです。
プロジェクトの出発点となるのが「構想設計」です。大まかな構造やサイズ、部品配置などを検討し、モーター・ギア・リンクなどの要素技術を選定。必要な強度・精度・トルクなどを概算し、コストや部品点数のバランスを試算します。設計方針を社内向けにまとめたプレゼン資料を作成し、レビューを経て方向性を確定。製品の性能と実現性を両立させるための重要なステップです。
構想設計をもとに、3D CAD(SolidWorks、Inventor、Creoなど)で立体モデルを構築します。各部品の寸法や製造・組立公差を設計し、製図や部品表(BOM)を作成。さらに、ANSYSやSolidWorks Simulationによる強度・熱解析で構造的な安全性を確認します。リンク機構の動作、干渉、重心、可動範囲などをシミュレーションし、実際の組立や動作を想定した設計精度を高めます。
設計データをもとに、試作メーカーや社内で部品を加工・手配し、実機を組み立てて動作を確認します。組立工数や部品の干渉、動作性、精度、強度などを検証し、必要に応じてボルト位置の変更や寸法補正、部品変更を実施。さらに、落下・耐熱・振動などの環境試験を通じて安全性と耐久性を確認します。試作段階での改善を重ね、量産に向けた最適な設計を完成させます。