-現在の仕事と、仕事に取り組むうえで大切にしていることを教えてください。

医療機器のソフトのテストに、前向きさを持って取り組む

血液検査装置のソフトウェアのテストやテスト項目作成が、私の担当業務です。60名ほどの開発者がいる大手医療機器メーカー様の開発プロジェクトで、テストチームのリーダーを任せていただいています。
仕事上で大切にしているのは、行動的な面では、積極的に周囲とコミュニケーションを取ることです。そして、マインド面では、週単位や月単位で定期的に自分自身を振り返ることで、「1週間前、1ヵ月前よりも成長できているな」と確認しながら、前向きに仕事に取り組むようにしています。

-いままでで印象に残っているプロジェクトは?

未経験だった医療分野で、すべてが初めての体験に

入社以来ずっと携わっている現在のプロジェクトで、医療業界を初めて経験しました。専門知識や機械を使うテストの経験がなかったので、操作方法や安全確保の仕方など、意識すべきことがこれまでの業務とまったく異なって「戸惑った」というのが正直な感想です。いまも、参考書やマニュアルを読みながら勉強をしています。
さらに、お客様とチームメンバーの間に立ってコミュニケーションを円滑にできるようになってきたので、その点でも、今後も印象に残り続けるプロジェクトだと思っています。

-仕事のやりがいはどんなところですか?

生命や健康に関わる専門機器と“安全”を世に送り出す

テスト後のリリースまで携わらせていただいたことがあって、専門分野で使用される機器なので日常生活では目する機会がないのですが、お客様のホームページに掲載されているのを見たときに「自分がテストや安全性の確認などを行ったことで、製品として世の中に出たんだな」と実感。すごくやりがいを感じました。
また、ひとの命や健康に関わる機器を扱っているので、「少しは自分の仕事が皆さんのお役に立てているかな」と、やりがいや責任を感じながら働いています。

-前職でしていたこと、いまの仕事に役立っていることは?

幅広い分野に携わり、利用者目線で考える重要性を認識

SIerで、公共・金融・エンターテインメント系など幅広い業界向けのWebアプリケーションの開発からテストまで行っていました。いまもそうですが、私たちの仕事には必ず“利用者”の方がいらっしゃるので、利用者目線で考えることを意識していました。
まず、「お客様がどうしたいのか」を考えて、「使っているときに、誤った操作をしてしまうことを減らす」という視点を忘れないようにしています。そして、私たち開発側が想定していない操作を予測するという考え方も、現在のテスト業務に役立っているスキルです。

-featを選んだ理由は?

テストを大切に考え、スペシャリストが活躍している環境

“テスト”というものをとても大切にしていて、テストのスペシャリストが活躍している。それが、当社を選んだ理由です。
前職でテストを担当したときに、工数の都合でテストの作業時間が減ってしまうことがありました。自分が納得いくまでテストできなかった経験を通じてテストの重要性を痛感していたので、この道を極めたいと思っていました。当社は『TESTOLOGY』というソフトウェア検証に関する独自のブランドも持っているので、そこにもテストを大切にしている姿勢が表れていると思います。

-仕事を通して成長したと感じるところは?

お客様と直接対話し、周囲にも気を配れるように

前職では、常駐先でお客様とお話しすることはほとんどありませんでしたが、いまはお客様の担当者の方との直接のやり取りがとても多いです。みなさんお忙しいので、「わかりやすく、短い時間で物事を伝える」ために、話し方や話す内容の構成などをものすごく意識するようになりました。
そして、チームリーダーをお任せいただているので、自分の仕事だけを一生懸命行うのではなく、周囲の作業状況や進捗を意識・確認するという点も成長できています。

-これからの目標や挑戦したいことはありますか?

資格取得を目指しながら、未経験分野にも挑戦したい

まだテストに関する技術力や知識が足りないので、資格取得の勉強しながら身につけていきたいです。当社は常駐先に出ていても社内の皆さんとのコミュニケーションが活発で、風通しのいい社風なので、いろいろ聞きながらさらに成長していきたいと思います。
また、先輩たちのお話を聞いて、自動車や新幹線などのモビリティ関連製品のテストも面白そうだなと感じています。そういった、いままで触れたことのないプロジェクトにも携わりたいですね。そして、「年齢に関係なく、誰でも使えるモノ」を生み出していきたいと考えています。